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■High on Hope 46 −さいれんとくらい40−■ 
 
 
  
 
 
四十六代目トップ絵。 
 
久し振りに元ネタ無し。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
耳障りな遮断機の音が、何処か遠くで聞こえている。 
踏切は目の前だっていうのに。 
 
「そうよ、アナタの言う通り」 
 
彼女は小さく。 
ワラッタ。 
 
「私が、殺したのよ」 
 
遠く遠く鐘の音。 
 
「どうして」 
 
言ってから、或いは言う前に、か。 
もうわかっていた、そんなコトは。 
 
「アナタのため、よ」 
 
そうだ、いつだって彼女は――― 
 
「やっぱり分かってくれないのね」 
 
まあ、その方がアナタらしいのだけれど。 
そう嘯いて。 
 
「サヨナラ」 
 
次の瞬間、彼女の姿は僕の視界から消え失せ。 
突風と騒音が通り過ぎ。 
そして。 
 
「……さよなら」 
 
何も、残らなかった。 
 
  
こんこんさんが書いて下さったのを無断転載。超感激。 
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